色が変わる?!香りも良いレイとして人気のプアケニケニ
プアケニケニは、ハワイ固有の植物ではなく、19世紀の終わり頃、ニューカレドニアなど南太平洋の島々からやってきました。
ハワイで自生はしていないので、主に園芸用として育てられています。
10セントの花という意味
プアケニケニとはなんとも不思議な名前ですが、これはハワイ語です。
「pua(プア)」は花、「keni(ケニ)」は数字の10という意味です。
ケニケニで10セントという意味になるというのだとか。
これは、その昔プアケニケニの花が10セントで売られていたということから来ているのだそうです。
今は10セントというと1ドルの1/10ですから、安いと思われがちですが、昔の価値で1輪が10セントって、決して安くはありません。ですから、「10セントもする花」と高価な花であるという意味で使われていたそうですよ。
プルメリアの花が50個で25セントだった、という話もあるので、いかに高級品だったかがわかります。
香水などにも使われる
プアケニケニの花はとても香りがいいので、香水など香りの製品によく使われています。
ティアレの花と同じように、ココナッツオイルに漬け込んで香りを移し、香油として使われることもあるそうです。
プアケニケニの華やかな香りは、リラックスするだけでなく、気分を明るく、リフレッシュさせてくれる効果もあります。
時間とともに色が変わる花
プアケニケニがレイに使われる花として人気があるのは、その香りの良さだけではありません。
咲き始めはクリーム色なのですが、時間の経過とともに段々と黄色→オレンジ色と変化していくのです!
日が経つごとに色が変化するレイなんて、素敵ですよね。
プアケニケニの花はとても繊細で傷みやすいので、作るのにとても手間がかかります。
できたレイは、好みの色合いになるまでポリ袋に入れて保管しておくといいですよ。