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ハワイの州木、ククイノキ。上質なオイルもとれるカヌー植物

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    ククイの木
     

    ハワイに自生しているククイノキ。あまり聞き慣れない名前ですね。

     

     

    ハワイ州の州木ともなっている木で、平和の象徴ともされている木なのです。

    とはいえ、原産はハワイではなくポリネシアの方からやってきたようです。海を渡り、あちこちに広がっていったポリネシアン達が持っていた植物の一つで、1600年ほど前にハワイに持ち込まれました。

    タロイモなどと同じく、ポリネシアンが船で持ち込んだ植物ということで、「カヌー植物」といわれます。

    熱帯地域ではよく見られる木で、世界で7000種以上もあるのだそうです。
     

    可愛い花をつける木


     


    ククイノキは白くて小さな花をたくさんつけます。葉の色が少し明るい黄緑色なので、周囲の木と比べるとそこだけ明るく、よく目立つ木です。

    25メートルにもなる高木で、直径5cmくらいの果実をつけます。その果実の中に種が1〜2個入っているのですが、その種はククイナッツと呼ばれ、オイルが採れることで有名ですね。

     

    ▼ククイのレイを見てみる

     


     

     

    ナッツをレイに使う


     


    ハワイのレイというとプルメリアやピカケなどの美しく香りの良い花をイメージする人が多いと思いますが、ククイの種子は磨くとキレイな光沢が出るので、実をつなげてレイにも使われるのです。

    ククイノキは種子とともに、花や葉もレイの材料として使われています。実をつなげたレイというのもとても美しいものです。

     

    ▼ククイのレイを見てみる

     


     

     

    使い道が多いククイナッツオイル

     


    ククイノキの種子から採れるククイナッツオイルは、今では美容のために使われることも多いですが、ハワイの人々は灯火としても使っていました。

    「ククイ」とはハワイの言葉で灯火や光という意味があるのですが、そのような使い道からつけられた名前のようですね。

    英語では「キャンドルナッツツリー(ロウソクの実の木)」とも呼ばれますが、その名の通り、ククイナッツをすりつぶし、そこから出てきたオイルをランプの燃料などにもしたそうです。

    海で暮らす人たちになくてはならないカヌーに塗るニスとしても使われていましたし、ハワイの人たちの生活に根付いているオイルなのです。

    もちろん肌に塗ってもとても有用なオイルで、肌への刺激が少ない優しいオイルなので赤ちゃんや敏感肌の方でも安心して使えます。

    様々なことに使われるククイノキ


    実に役に立つ木で、すべての部位が人の暮らしの中で使われてきました。

    樹皮には多くのタンニンが含まれているので、水と混ぜて布を染める染料としても使われましたし、入れ墨の材料にもなっていたそうです。また、皮革類をなめす材料としても使われました。

    根はカヌーの塗料になりましたし、樹液は切り傷や皮膚の治療薬としても使われていました。

    実はオイルを採るだけでなく、炒って食べる、スパイスとして利用するなど食用としても人々の生活に役に立ってきたのです。

     

     

     

    alohamau * ハワイの自然・神話 * 17:19 * comments(0) * -

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