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ハワイ諸島の花々〜それぞれの島を象徴する花たち

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    ハワイには南国特有の花が咲き乱れていますが、それぞれの島にシンボルとなる花があるのをご存知ですか?

     

    今回は、ハワイ諸島のそれぞれの島を象徴する花についてご紹介します。

     

    そんな豆知識があると、実際にハワイに行った時の花の見方も変わるかもしれないですね。

     

    古代ポリネシアンが育てた花たち

     

     

    ハワイ諸島には遠く離れたポリネシアから移住してきた人たちによって独自の文化が育まれてきました。

     

    それぞれの島の花は、その古代ポリネシアンがハワイの主要8島にそれぞれの島を象徴する花を定めたのが始まりだとされています。

     

    オアフ島

     

     

    オアフ島の花はイリマ。小さな可愛らしい黄色い花です。見た目はハイビスカスに似ていますね。

     

    かつてはロイヤルレイと呼ばれ、高貴な身分の人しか身につけることが出来ない植物でした。イリマのレイは1000枚以上の花びらが使われるのだとか。それは豪華なレイだったことでしょう。

     

    花びらの持ちが悪いので、早朝からたくさんの人の手で作られたそうです。それだけ手間ひまのかかるレイですから、庶民が身につけられるはずもないですね。

     

    1923年赤いハイビスカスがハワイの国花になるまでは、イリマがハワイの国家でした。古くからハワイの人々に愛されてきたイリマは、フラの女神であるラカの生まれ変わりという伝説もあるんですよ。

     

    マウイ島



      

     

    マウイ島の花はロケラニ。日本ではダマスクローズと呼ばれている、とても香りの良いバラです。

     

    「ロケ」はバラ、「ラニ」は天国。つまり、天国のバラという素敵な名前なんですよ。マウイの人達にとても愛されている花なので、マウイローズとも呼ばれるそうです。

     

    ダマスクローズですからハワイ固有の花ではないですし、近世になってから外から持ち込まれた花なのですが、その素晴らしい香りは香水の原料などとしてもよく使われています。

     

     

    ラナイ島

     

     

    ラナイ島はハワイ諸島のほぼ中央に位置します。ラナイ島の花はカウナオアというハワイ固有の植物です。

     

    ちょっと変わった見た目で、植物なんですけど緑色ではなく黄色い葉っぱ。葉緑素がなく光合成を行わないために、こんな色をしているんですね。

     

    寄生植物の一種なので、他の植物にからみついて吸盤を出し、そこから養分を吸い取って生きています。

     

    あまり見ないかもしれませんが、黄色い茎はレイにも使われるんですよ。

     

    ハワイ島



      

     

    ハワイ島の花はオヒア・レフアという花で、オヒアはハワイ固有の樹木でもあります。

     

    真っ赤な花に見えるのは実は花びらではなく、おしべが集まったものなのです。

     

    オヒアが木の名前、レフアが花の名前なのですが、このように別れているのは悲しい恋の伝説があるから。

     

    かつてオヒアとレフアはとても愛し合っていました。ある日森の中を歩いていると女神ペレがオヒアに一目惚れ。

     

    しかしレフアを愛しているオヒアは女神ペレの気持ちにこたえることはありませんでした。

     

    そして怒った女神ペレに木に変えられてしまったのです。

     

    それを知ったレフアは毎日泣いていました。可哀相に思った他の神々がレフアを花に変えてオヒアにつけてあげました。こうして二人はまた一つになれたのです。

     

    自分の行為の過ちを悟ったオヒアがレフアを花に変えて自分につけた、など諸説ありますが、いずれにしても「オヒアの木、レフアの花」と名前が別れているのは、引き裂かれた恋人同士がもう一度一つになった、という伝説から来ているんですね。

     

    地元の人の間では、レフアの花を摘むと悲しみの雨が降るという言い伝えもあるのだそうですよ。

     

     

    カウアイ島

     

     

    カウアイ島の花はモキハナ。ハワイ固有の植物で、山間部で見ることが出来ます。

     

    とても香りの良い花をつけますが、カウアイ島のシンボルは花ではなくモキハナの実。グリーンピースくらいの大きさで、緑色から紫色に変化していきます。

     

    モキハナの実はレイにも使われますが、レイを作る時は参れと一緒に編み込んでいきます。モキハナのレイは神聖な儀式などで使われます。

     

    新鮮な実は肌に刺激があるので、うっかり触らないように気をつけてくださいね。

     

    モロカイ島



      

     

    モロカイ島のシンボルはククイノキ。ハワイ州の州木でもあります。

     

    ククイの実は良質なオイルがとれるので、昔は灯油としても利用されていましたし、今ではスキンケアオイルや石けんの原料としても重宝されていますね。

     

    油分が多いことから、英語では「キャンドルナッツ」とも呼ばれるんですよ。

     

    ククイの実は磨き上げるととても美しい光沢が出るので、レイの材料としても使われますが、かつげは上流階級の人しか身につけられない貴重なものでした。

     

    カホオラヴェ島

     

     

    カホオラヴェ島の花はヒナヒナ。「ペレの髪」とも呼ばれる、ハワイ固有の植物です。和名では「サルオガセモドキ」などといわれ、全体的には銀色っぽい、細い葉をつける植物です。小さくて白い花が咲きます。

     

    このヒナヒナ、エアープラントの一種なので空気中の水分を吸って成長します。

     

    この植物が「ペレの髪」と呼ばれている理由ですが、女神ペレがこの世に現れる時は、白髪の老婆か漆黒の髪の美女、どちらかなんだそうです。それで、老婆の時の髪ににているからヒナヒナにはそのような名前がつけられたようですね。

     

    カホオラヴェ島はとても小さい島で、農作物の栽培に適さない土地であることからほとんど無人島と化していた島です。

     

    かつては米軍の演習場として使われていたこともあり、とても荒れ果ててしまいましたが、ハワイ州に返還後は環境を元に戻す活動が行われています。

     

    ニイハウ島

     

     

    ニイハウ島はロビンソン一族という人たちが所有しているため、一般の人は自由に立ち入れない島です。ですから、観光地としてはあまり聞かない名前でしょう。

     

    島の一部を散策できるツアーでしか入ることが出来ません。

     

    ここは昔ながらのハワイの伝統的な生活が営まれていて、電気も水道もなく、自給自足の生活を送っています。

     

    ニイハウ島のシンボルは花ではなく貝。ニイハウシェルと呼ばれる、ニイハウ島でしか採れない、光沢が美しい貝です。直径2mm程度のとても小さな貝なのですが、その美しさはまるで宝石のよう。

     

    ニイハウシェルをつなぎ合わせたレイはとても貴重なものなので、宝石並みの価格だそうですよ。

     

    レイとは言わずとも、アクセサリーなどは身につけてみたいですね。

     

    フラの衣装にも活かされている

     

     

    それぞれの花や植物は、フラを踊る時にも関係しているんです。踊る時の歌がどの島についてうたっているのかによって、レイや衣装にその島を象徴する花が選ばれるのだそうですよ。

     

    もしフラをやっている方、これからフラをやってみたいという方は、そういったところにもこだわって衣装や飾りを選んでみてください。

     

    alohamau * ハワイの自然・神話 * 22:07 * comments(0) * -

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